Galaxy S10 レビュー その2 Dex
Galaxy S10の基本的な使用感は前回レビューしました。今回はスマホをディスプレイにつなげてPCのように使えるDexについてレビューしたいと思います。
Dex自体はGalaxy S8の頃からあるようなのですが、専用の接続装置が無いと実現できなかったのが、Android9になりスマホ側のUSB Type cとディスプレイ側の端子(たとえばHDMI)をケーブルでつなげば、ディスプレイにWindowsが起動していかのようにスマホのアプリを使うことができます。
スマホ本体とディスプレイ(HDMI)をつなぐケーブルはアマゾンで安かったこちらのケーブルを購入しました。ほかの有名ブランドのケーブルでも問題なく使用できると思います。
マウスやキーボードについてはBluetooth接続のものを使用可能です。
マウスは既に保有していたものを使いまわしましたが、キーボードもこれを機に安くて評判のいいこちらのキーボードを購入しました。キー配置や打鍵感かなりいい感じで、普段使いでもいけそうです。
基本、スマホにインストールしているアプリは使用可能ですが、アプリによってはウインドウサイズが変更できないものもありますが、Google ChromeやYouTube、Microsoft Officeなど良く使うアプリについては、PCと同じ操作感でウインドウサイズを変更できますし、マルチタスクも可能です。
音声は初期はスマホから出力されますが、Dex MAXというアプリを別途インストールし設定することで、HDMI出力先のデバイスから出すことも可能です。
このBlogもDex上でYouTubeを見ながら、別ウインドウのChrome上で執筆してます。複数のウインドウを立ち上げても問題ありません。正直、昨今のスマホの高性能化に懐疑的でしたが、Dexを体験すると意味のあるものに感じられます。
さらにマイクロソフトのリモートデスクトップクライアントをインストールしてWindows機に接続すれば、そのままWindowsが使用できます。音声も問題なく出力されます。もちろんWindowsPCを起動しておく必要がありますが、もしDex環境でどうしてもできないことがあれば、WindowsPCに接続して作業をする、という使い方もできてしまいます。GalaxyがRDPクライアント代わりになってしまいます。
ディスプレイとBluetoothのキーボード、マウスがあればどこにいっても仕事ができてしまう環境になり、いい時代、なのかどうかわからないですが、便利な世の中になりました。
欠点をあげるとするなれば、IMEがイマイチで、Windows機と比べると文字入力に時間がかかったり、キーボードのキー配置が変な部分があったり(時間が経つとまおったりする)、Windowsだと当たり前の右クリックが効かなかったりりますが、Dex誕生から随分と進化しているようなので、いずれも時間が解決してくれるものと思います。
Dexについては使い始めたばかりで、まだまだ分からないことも多いため、今後使い込んでいって、再度レビュー記事を掲載予定です。
ちなみに、並行輸入品であれば、携帯キャリアとの契約をせずともアマゾンで買えますね。